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医療情報

AEDを使えるようになりましょう

学校で生徒の心臓が急に止まってしまう事故で「自動体外式除細動器(AED)」が使われたのは38%にとどまっています。

事故の大半は運動中に起き、倒れた児童生徒の半数以上が亡くなっていました。

急な心肺停止はいつどこで起きてもおかしくない。普段の準備と、いざというときの対応で、子どもたちの命をもっとたくさん救えるはずです。

定期的な心電図検査などで事前に危険が予測できる病気だったのは一割に満たず、ほとんどは原因不明でした。

心肺停止が起きた場所は校庭と体育館、プールが計66%で、運動中が65%を占めていました。中学や高校では、授業中よりも部活動などの課外活動中が多かったそうです。

先生や生徒らによってAEDが使われたのは111人で、この人たちを含む215人が心臓マッサージなどの蘇生措置を受けましたが、一ヶ月後に生存していたのは125人。後遺症が残らなかったケースに限ると100人だったそうです。

AEDを使うと後遺症なく復帰できる確率が約2倍に高まるとされています。しかし、学校に設置されていても使われず、心停止した生徒が亡くなった例が相次いでます。