医療情報
風疹流行の兆し
風疹の患者が関東中心に増えています。
国立感染症研究所は注意を呼び掛ける緊急情報を出しました。
風疹は妊娠初期の女性が感染すると、赤ちゃんに障害が出る恐れがあります。
感染研は妊婦の家族や予防接種率の低い30~50歳代男性などの任意の予防接種を呼びかけています。
風疹はウイルス性の感染症で、主にくしゃみや咳などのしぶきによって感染します。
14~21日間の潜伏期間を経て、発熱や発疹、リンパ節の腫れが出ます。
人への感染は、発疹が出る1週間前から起こります。
妊娠20週ごろまでの妊婦が感染すると、赤ちゃんが心臓病や難聴になるおそれがあります。
妊婦はワクチンを受けられません。
患者が増えている地域に住む人や勤める人で罹患歴や予防接種歴がないか不明の場合、ワクチンを検討してください。