子育て知恵袋
臍ヘルニア
俗に赤ちゃんの「でべそ」のことです。
ピンポン玉のように大きく飛び出ることもあり、飛び出た皮膚がしぼんでたるむこともあります。
そのため、昔は出ているおへそにコインを当てて押し込んでいました。当時は、押し込む時に貼る絆創膏の質も良くなく、へその周囲の皮膚を傷つけることがありました。
多くは6ヶ月頃には自然に小さくなるもので何もしなくても良いと指導し、1歳から2歳になってもへそが出ている場合のみ、手術で閉じていました。一方で、出すぎたへその皮膚が美容的に問題になり、それを手術することもありました。
子どもへの美容的手術を避けるため、最近では昔のように押し込み、皮膚が伸びるのを防ぐようになりました。
飛び出ているでべそにスポンジを押し当て、皮膚にやさしい絆創膏で押さえます。絆創膏は1週間から2週間で交換し、お風呂もそのまま入って問題ありません。
でべそに気付いたら速やかに押さえると、6ヶ月から1歳までにへそは出なくなり、皮膚も普通の状態になります。