医療情報
赤ちゃんのかぜの多くはRSウイルスです
かぜのウイルスと聞けば、インフルエンザウイルスが真っ先に思い浮かぶかもしれませんが、実はRSウイルス感染によるかぜも多くみられます。
RSウイルス感染によるかぜは1年中みられますが、特に秋から春(9月~4月)頃に流行し、2歳までにほとんどの子どもが1回はかかる呼吸器感染症です。
何度も感染を起こしますが、2歳以上では鼻かぜ程度ですむことが多いです。
しかし、6カ月以下の赤ちゃんでは重症化しやすく、細気管支炎や肺炎などをおこして入院が必要なことも多く、注意が必要です。
症状は、初めは鼻水や鼻づまりです。
熱が高くなったり、咳が出てきたときは早めに受診しましょう。
喘鳴(ゼイゼイ、ヒューヒューとした呼吸)が聞かれるときは呼吸困難をおこすおそれが高いので、急いで受診してください。