医療情報
新型コロナウイルス対策
新型コロナウイルス対策としてマスク、手洗い、換気についてお伝えします。
マスクはせきやくしゃみのしぶきに紛れたウイルスは多少ブロックできますが、過信は禁物です。
不織布性のマスクはウイルスを含んだ飛沫を付着させる機能がありますが、マスクと顔の間に隙間があったり、鼻が出ていたりすれば入り込んでしまいます。
ガーゼマスクについては折り重ねることで気密性は高まりますが、ガーゼの目は粗いため期待されるのはウイルスを防ぐことよりは飛沫をまき散らさないことや咳エチケットとしての効果になります。
世界保健機構(WHO)は健康な人でマスクをする必要があるのは感染の疑いがある人の世話をする時だけだと周知しています。さらに頻繁な手洗いや手の消毒をした上で使用しなければ効果がないと強調しています。
手洗いについては米国の国立衛生研究所などのチームより、新型コロナウイルスが微粒子の状態で空気中を漂い、最大3時間後も感染力を保つことが発表されました。また、段ボール上では24時間、プラスチックやステンレスでは2~3時間残存したそうです。
電車のつり革やドアノブなど誰が触れたか分からないものに触ったときは念入りに手を洗うことが大事です。
換気については1~2時間に1度、5~10分という目安が示されています。